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9月, 2023の投稿を表示しています

第1121回

  【ニュース・ヘッドライン】 オプジーボも肺癌術前術後試験が成功  Dato-DXdは乳癌の第3相も成功  Padcev・Keytruda併用試験が成功  IgA治療薬の市販後薬効確認試験が僅かにフェール  レンビマとキイトルーダの併用試験がまたフェール  武田、ブデソニド経口懸濁液を結局、再申請  異染性白質ジストロフィーの遺伝子療法を米国でも承認申請  キイトルーダとHIF阻害剤の適応拡大を申請  FDA諮問委員会、エキセナチドのインプラント製剤を支持せず  ACIP、妊婦接種用新生児RSV予防ワクチンを支持  ジャディアンスもCKDに適応拡大  【新薬開発】 オプジーボも肺癌術前術後試験が成功 (2023年9月22日発表) ブリストル マイヤーズ スクイブは、Opdivo(nivolumab)の非小細胞性肺癌術前術後補助(ペリアジュバント)療法試験が中間解析で目的達成したと発表した。ステージIIAからIIIBの切除術に際して、術前に化学療法と併用で腫瘍縮小を、術後に単剤投与して再発抑制を、図った試験で、主評価項目はEFS(無イベント生存期間、盲検独立中央評価)。データは未公表。副次的評価項目の全生存期間は未だ成熟していない。 適応拡大申請に進むだろう。このセッティングではMSDもKeytruda(pembrolizumab)をKeyNote-671試験に基づいてステージIIからIIIBを対象に効能追加申請中で、米国の審査期限は10月16日。 リンク: BMSのプレスリリース Dato-DXdは乳癌の第3相も成功 (2023年9月22日発表) 第一三共と開発販売パートナーのアストラゼネカは、DS-1062(datopotamab deruxtecan、略称Dato-DXd)の第3相TROPION-Breast01試験の主評価項目の一つであるPFS(無進行生存期間)を達成したと発表した。ホルモン受容体は陽性、her2は低発現又は陰性の、切除不能/転移性乳癌の2次/3次治療を受ける733人を組入れて医師が選んだ薬(選択肢はcapecitabine、gemcitabine、eribulin mesylate、vinorelbine)と比較したもの。 7月に再発性非...

第1120回

【ニュース・ヘッドライン】 MDMAの二本目の第3相PTSD試験が成功  CRF1受容体拮抗剤が副腎過形成の第3相で良績  アストラゼネカ、ファセンラのEGPA適応拡大試験が成功  タグリッソの化学療法併用試験が成功したが...  モデルナ、米国でもRSVワクチンを承認申請  小児低グレード神経膠腫用薬を承認申請  CRDAC、オンパットロの心筋症適応を支持  経口鼻腔鬱血除去剤フェニレフリンは無効  CHMP、アトピー用薬などの承認を支持  骨髄線維症の貧血症状も緩和するJAK阻害剤が承認  幹細胞動員補助剤が承認  XBB.1.5系統対応COVID-19ワクチンが米国でも承認  【新薬開発】 MDMAの二本目の第3相PTSD試験が成功 (2023年9月14日発表) MAPS Public Benefit Corporationは、MDMAカプセルの第3相PTSD(トラウマ後ストレス障害)補助療法試験、MAPP2の成功を公表した。Nature Medicine誌に論文掲載された。一本目も成功しており、年内に米国で承認申請する予定。 MDMA(3,4-メチレンジオキシメタンフェタミン)は米国のDEA(麻薬取締局)がスケジュールI指定しているサイケデリック。Merckが1912年に合成、既に特許は失効している。PTSDにおける作用機序はトリプル・アミン再取込阻害と考えられている。MAPSは1986年に設立された非営利研究教育機関、Multidisciplinary Association for Psychedelic Studiesが2014年に設立した法人で、サイケデリックやマリファナなどの合法的な使用を目指している。 今回の第3相は、中重度PTSD患者104人を組入れて、サイコセラピー・セッションにおいてMDMAを補助薬として用いる便益を偽薬と比較した、無作為化割付け二重盲検試験。セッションは週次で実施、第1回に80mgそして1.5~2時間後に40mgを経口投与、第5回と9回にも120mgそして60mgを投与した。主評価項目のCAPS-5(Clinician-Administered PTSD Scale for DSM-5)症状評価はベースライン平均の39点から23点低下したが、偽薬群は14点低下...

第1119回

  【ニュース・ヘッドライン】 もう一つのPPARデルタ作動剤もPBC試験が成功  EGFRxMET二重特異性抗体と新規EGFR阻害剤の併用試験成功  抗TF抗体医薬複合体の本承認切替試験が成功  オプスミットのCTEPH試験もフェール  中外発の抗C5抗体を米国でも承認申請  WHIM症候群用薬を承認申請  遅報:多剤抵抗菌にも有効なcUTI治療薬を承認申請  皮下注用テセントリクの承認が遅れそう  ユルトミリス、NMOSDの米国承認が遅延  イラリスが痛風フレアに適応拡大  【新薬開発】 もう一つのPPARデルタ作動剤もPBC試験が成功 (2023年9月7日発表) 米国カリフォルニア州のCymaBay Therapeutics(Nasdaq:CBAY)はMBX 8025(seladelpar)の第3相RESPONSE試験が成功したと発表した。UDCA(ursodeoxycholic acid)に十分応答しない又は不耐のPBC(原発性胆管炎)患者193人を10mg群と偽薬群に2対1割付けして一日一回、12ヶ月間、経口投与したところ、奏効率が61.7%と偽薬群の20.0%を大きく上回った。ベースライン時点で中重度掻痒のある患者(被験者の35%程度)では6ヶ月後に偽薬比有意な改善が見られた(副次的評価項目)。有害事象の群間の偏りは見られなかった。欧米などで承認申請する考え。 06年にジョンソン・エンド・ジョンソンからライセンスしたPPARデルタ作動剤。日本市場は1月に科研製薬がライセンスした。 類薬ではフランスのGenfit(Nasdaq:GNFT)がイプセンと共同でPPARアルファとデルタのデュアル・アゴニスト、GFT505(elafibranor)の第3相PBC試験を一足早く成功させた。奏効率は80mg群が51%、偽薬群は4%だった。CymaBayの奏効の定義は血清ALPが1.67xULN未満かつ総ビリルビンが1.0xULN以下になること。Genfitの定義は更にALP値が15%以上低下することも求めており、そのせいか偽薬群の数値も今回の試験より低いが、群間差を見る限りでは、両剤の効果に大きな違いがあるようには見えない。但し、Genfitの試験では掻痒改善作用に有意差が出なかったので、差別化要素...

第1118回

【ニュース・ヘッドライン】 アレセンサのアジュバント試験が成功  ESC:新規ATTR-CM用薬が第3相でWIN  抗CTGF抗体の第3相は三連敗に  COVID-19ワクチンの開発を断念  JNJ、FGFR阻害剤の本承認切替を申請  スキリージを潰瘍性大腸炎に適応拡大申請 Activin受容体阻害剤が骨髄異形成症候群の貧血治療の第一選択に仲間入り  PRCA、トピラマートの妊婦投与を制限へ  【新薬開発】 アレセンサのアジュバント試験が成功 (2023年9月1日発表) ロシュはAlecensa(alectinib)の第3相非小細胞性肺癌アジュバント試験、ALINAが中間解析で目的達成したと発表した。ALK阻害剤では初めて。データを学会などで発表するとともに、欧米で適応拡大申請する考え。 Alecensaは子会社の中外製薬が創製したALK阻害剤。癌の一因であるALK変異を標的とする経口剤で、14~17年に日米欧でALK変異陽性局所進行/転移非小細胞性肺癌用薬として承認された。ALINAは早期段階であるステージIBからIIIAのALK陽性非小細胞性肺癌を完全切除した患者を組入れて、RFS(無再発生存期間)を白金薬ベース化学療法と比較した。統計的だけでなく臨床的にも意味のある改善が確認された由。 リンク: 同社のプレスリリース ESC:新規ATTR-CM用薬が第3相でWIN (2023年8月27日発表) 米国カリフォルニア州のBridgeBio Pharma(Nasdaq:BBIO)はESC(欧州心臓学会)でBBP-265(acoramidis)の第3相ATTRibute-CM試験の結果を発表した。トランスサイレチン型心アミロイドーシスによる心筋症(ATTR心筋症)の臨床的転帰を有意に改善したため、年内に米国で、24年には海外でも、承認申請する予定。日本における独占開発商業化権はアレクシオン ファーマが19年に取得した。 トランスサイレチンの4量体構造に結合して安定化させる経口剤で、800mgを一日二回、投与する。ATTR心筋症はファイザーのVyndaqel/Vyndamax(tafamidis)など複数の製品が承認されているが、本試験はこれらの薬を使用していない、NIHAクラス...