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1月, 2018の投稿を表示しています

2018年1月28日

【ニュース・ヘッドライン】 ノバルティス、アーゼラの販売を縮小へ  アストラゼネカ、COPDトリプルセラピーの第三相成功  アステラス、CMV予防薬の第三相がフェール  アクトスのアルツハイマー予防試験がフェール  CHMPがロシュの血友病薬などの承認を支持  CHMPはPuma社のneratinibに否定的な傾向  GEP-NETsの放射線療法薬が米国でも承認  Synergy社、Trulanceが適応拡大  EUでアドセトリスの適応拡大承認  【今週の話題】 ノバルティス、アーゼラの販売を縮小へ (2018年1月22日発表) ノバルティスは、慢性リンパ性白血病薬Arzerra(ofatumumab、和名アーゼラ)の米国以外での販売を縮小する。デンマークのジェンマブ(OMX:GEN)が発表した。ノバルティスは、経過的措置として、現在治療中で便益を得ている患者が無償で引き続き使用できるように、CUP(人道的使用プログラム)導入に向けて当局と相談する。最終的には販売を中止するのではないか。 ArzerraはCD20を標的とする抗体医薬で、ロシュのRituxan(rituximab)とは結合するエピトープが異なり、キメラではなく完全ヒト化抗体で、適応も若干異なるものの、まあ似たような薬だ。前臨床試験ではrituximabより高い活性を示したが、臨床的な優越性は確認されなかった。Rituxanはバイオシミラーが登場。ロシュは糖鎖改変型など第二世代品を投入しており、Arzerraが注目を集めるのは難しくなっている。 Arzerraはジェンマブが創製、インライセンスしたグラクソ・スミスクラインが09年に米国で、10年にEUで、13年には日本でも、承認を取得した。ノバルティスは15年にGSKと事業交換を行い、Arzerraなどの腫瘍学製品・パイプラインを入手した。 リンク: ジェンマブのプレスリリース 【新薬開発】 アストラゼネカ、COPDトリプルセラピーの第三相成功 (2018年1月26日発表) アストラゼネカは、COPD治療用の三剤配合新薬の第三相試験成功を発表した。この、PT010は、budesonide(コルチコステロイド)、glycopyrronium(長期作用性ムスカリン受容体拮抗...

2018年1月21日号

【ニュース・ヘッドライン】 キイトルーダ、肺癌一次治療化学療法併用試験が成功  ウベニミクスの新用途探索試験がフェール  PharmaMar、lurbinectedinの第三相卵巣癌試験がフェール  シャイアー、アディノベイトがEUでも承認  ジオトリフ、適応となるEGFR変異型が増加  【新薬開発】 キイトルーダ、肺癌一次治療化学療法併用試験が成功 (2018年1月16日発表) MSDは、Keytruda(pembrolizumab、和名キイトルーダ)の第三相KEYNOTE-189試験が中間解析で成功したと発表した。3ヶ月前に解析計画が変更され完了見込み時期が19年に先送りされた経緯があるので、サプライズ。データは今後、学会発表される見込みで、現時点では効果のほどが不明だが、肺癌領域におけるBMS/小野薬品のOpdivo(nivolumab)との差をまた一歩、広げることになりそうだ。 189試験は進行性・転移性非扁平上皮非小細胞性肺癌の一次治療を受ける患者614人を組入れた。EGFRやALKの活性化変異を持つ患者は対象外。PD-L1発現は不問。 介入方法は白金薬(cisplatinまたはcarboplatin)とAlimta(pemetrexed)を併用する標準療法にKeytrudaを追加する三剤併用療法、対照群は標準療法のみ、2対1割付。主評価項目はPFS(無進行生存期間)、そして、全生存期間が昨年10月に追加された。 この適応・用法は米国では第1/2相試験の結果に基づいて昨年5月に承認されており、189試験は薬効確認試験という位置づけになる。欧州は承認されず申請撤回となったので、今回の試験が承認申請用試験となる。主評価項目に全生存期間を追加したのは、エビデンスを頑強にする意図だろう。 抗PD-1/PD-L1抗体はMSD、BMS/小野、ロシュ、アストラゼネカ、ベーリンガー・インゲルハイム/ファイザーなど多くの製薬会社が開発・販売に鎬を削っている。様々な癌に有効で、併用レジメンも様々な作用機序の薬との組み合わせが考えられるため、競争に勝つためには適応症と併用法の優先順位決定が重要だ。 BMSはYervoy(ipilimumab)を持つ強みを生かしてYervoy併用レジメンに重点を置いているが、免疫性副作用...

2018年1月14日号

【ニュース・ヘッドライン】 Ionis、FDAがhATTR用薬の承認申請を受理  アムジェン、欧州でも抗スクレロスチン抗体を承認申請  FDA諮問委員会は経口テストステロンに厳しい評価  FDA、アストラゼネカのPARP阻害剤を乳癌に適応拡大  ロシュ、OcrevusがEUでも承認  アストラゼネカ、協和発酵由来の喘息治療薬がEUでも承認  【承認申請】 Ionis、hATTR用薬の承認申請をFDAが受理 (2018年1月8日発表) Ionis Pharmaceuticals(Nasdaq:IONS)は、FDAがIONIS-TTRRx(inotersen)の新薬承認申請を受理し、優先審査指定したと発表した。審査期限は7月6日。欧州でも昨年11月に承認申請済み。 hATTR(先天性トランスサイレチン調停アミロイドーシス)の治療薬で、トランスサイレチンの発現をアンチセンスすることによって、末梢神経や心臓などに蓄積して線維化が進行するのを抑制する。172例を組入れて15ヶ月間投与した試験では、病状評価スコアやQOLスコアの悪化が偽薬群より有意に小さかった。深刻な有害事象は血栓性血小板減少症や腎障害。早期に発見し介入するプロトコルを導入後は減少した由。 グラクソ・スミスクラインがインライセンス・オプションを保有していたが、血栓性血小板減少症リスクが表面化したためか行使を見送った。Ionisは販売パートナーを探索している。 Alnylam(Nasdaq:ALNY)も昨年12月にALN-TTR02(patisiran)をhATTR用薬として承認申請している。各々の臨床成績を横目で見比べるとpatisiranのほうに軍配が上がりそうだ。 リンク: Ionisのプレスリリース アムジェン、欧州でも抗スクレロスチン抗体を承認申請 (2018年1月18日発表) アムジェンとUCBは、EUでEvenity(romosozumab)を骨粗鬆症治療薬として承認した。骨粗鬆症の閉経後女性と男性で骨折リスクの高い患者に用いる。Wntなどのパスウェイに関わるスクレロスチンを標的とする抗体医薬で、造骨を促進し破骨を抑制することによって骨密度を改善、骨粗鬆症性骨折のリスクを削減する。臨床試験のデザインを見る限りでは、1年コー...

2018年1月7日号

【ニュース・ヘッドライン】 Progenics社、傍神経節腫用薬の承認申請が受理  GW社、経口カンナビジオール液を承認申請  Achaogen社、新規抗生物質を承認申請  ChemoCentryx、ANCA関連血管炎治療薬をEUに承認申請  ランマークを多発骨髄腫に用いることが米国でも承認  【承認申請】 Progenics社、傍神経節腫用薬の承認申請が受理 (2017年12月29日発表) 米国NYの新興医薬品開発会社、Progenics Pharmaceuticals(Nasdaq:PGNX)は、FDAがAzedra(iobenguane I 131)の承認申請を受理し審査期限を18年4月30日に設定したと発表した。ノルエピネフィリン再取込トランスポータの基質にiodine-131を標識した放射線療法薬で、悪性/再発性の切除不能な、褐色細胞腫などの傍神経節腫に用いる。 後期第二相試験では、25%の患者が降圧剤を半減することができた。二次的評価項目であるRECISTベース疾病安定化率は92.2%、完全反応はなかったが部分反応率は23.4%だった。 リンク: Progenics社のプレスリリース GW社、経口カンナビジオール液を承認申請 (2017年12月28日発表) 英国ロンドンのGW Pharmaceuticals(Nasdaq:GWPH)は、Epidiolex(cannabidiol)を欧米で承認申請し、米国の審査期限は18年6月27日に設定されたと発表した。大麻の成分の一つであるカンナビジオールの経口液で、幼小児期に発症する難病であるレノックス・ガストー症候群やドラベ症候群の治療に用いる。 レノックス・ガストー症候群の171人(平均15歳)を組入れた第三相試験では、20mg/kg/日を投与した群の失立発作頻度が44%減少し、偽薬群の22%減を有意に上回った。ドラベ症候群試験(120人、平均10歳)では痙攣発作頻度が各39%と13%減少し、これも統計的に有意。主な有害事象は下痢、傾眠、食欲低下、発熱、嘔吐など。 リンク: GW社のプレスリリース(米国申請、12/28付け) リンク: 同(欧州申請、12/29付け) Achaogen社、新規抗生物質を承認申請 (...