2025年8月23日

第1221回

【ニュース・ヘッドライン】

  • アストラゼネカ、フルミストを自己噴霧用にロンチ 
  • CSL、ワクチン事業をスピンアウトへ 
  • NO-ビマトプロストの二本目の第3相が成功 
  • リンヴォックの二本目の脱毛症試験も成功 
  • ctDNA検査でスクリーニングしたMIBCの術後テセントリク試験が成功 
  • ステルス、バース症候群用薬を再承認申請 
  • 脊髄小脳失調症用薬の諮問委員会は開催せず 
  • PTCのフリードライヒ運動失調症薬は承認されず 
  • Hunter症候群用薬の審査期間が延長 
  • ファンコニ貧血用薬の欧州における承認申請を撤回 
  • 遺伝性血管浮腫のアンチセンス薬が承認 
  • 当面の主なFDA審査期限、諮問委員会 


【今週の話題】


アストラゼネカ、フルミストを自己噴霧用にロンチ
(2025年8月15日発表)

アストラゼネカは点鼻噴霧用季節性インフルエンザ・ワクチンFluMistを米国の消費者に直接販売する、FluMist Homeをロンチした。成人は自分自身で、2~17歳の小児は親や介護者が、接種する。米国はインフルエンザ・ワクチンなどを薬局で接種することが可能だが、アクセシビリティがさらに一歩前進する。

購入希望者がオンラインで質問票に回答した上で発注すると、オンライン・ファーマシーのASPN Pharmaciesの有資格医療従事者が内容を確認し処方、Polaris Pharmacy Servicesが指定された日に冷蔵宅配する。カリフォルニアやイリノイ、テキサス、フロリダなど34州で実施する予定で、ニュー・ヨークやイリノイ、テキサスなどは規制があるため25/26年シーズンは見送る。

FluMistは07年に米国で、11年にEUで、23年には日本でも承認された弱毒化生ワクチン。米国では2歳以上に承認されている。自己点鼻はユーザビリティ試験(指示通りに接種できるか確認する)に基づき24年9月に承認された。注射を回避できるメリットと、喘鳴歴等やアスピリン同時使用に関わる注意事項や注射用より高価というデメリットがある。

リンク: 同社の米国法人のプレスリリース


CSL、ワクチン事業をスピンアウトへ
(2025年8月19日発表)

オーストラリアのCSL(ASX:CSL)は、25年6月期決算発表に合わせて、人員削減や研究開発拠点整理などのリストラ策や、ワクチン事業を担うCSL Seqirusをデマージ(英国言語圏におけるスピンアウトの同義語)する計画を明らかにした。CSL同様にオーストラリア証券取引所に上場する考え。

Seqirusは14年にノバルティスから買収したインフルエンザ・ワクチン事業が母体。犬腎細胞培養技術に基づき、季節性インフルエンザ・ワクチンや鳥インフルエンザの流行に備えるパンデミック/プリパンデミック・ワクチンなどを開発・販売している。25年6月期の売上高は約19億米ドル、営業利益は約10億米ドル。

リンク: 同社のプレスリリース

【新薬開発】


NO-ビマトプロストの二本目の第3相が成功
(2025年8月21日発表)

フランスのNicOx S.A.は、NCX 470(一酸化窒素供与性bimatoprost)の第3相緑内障治療試験、Denaliで主目的を達成したと発表した。3年前にMont Blanc試験も成功しており、26年上期に米国で承認申請する考え。興和が欧米日本などのライセンスを持っている。

NCX 470はNicOxが保有する一酸化窒素供与体結合技術を用いて、bimatoprostだけでなく一酸化窒素によっても房水流出を促すように仕向けたもの。第3相はNicOxと中国などの権利を持つOcumension Therapeuticsが共同で資金負担・実施した。米国と中国の解放隅角緑内障/高眼圧症の患者を各試験約700人ずつ組入れて、0.1%点眼液を一日一回投与する便益を標準療法であるlatanoprost 0.005%と比較したところ、主評価項目である眼圧低下作用(24週間に3回、朝夕二回ずつ計測)が7.9~10.0mmHg対7.1~9.8mmHgとなり非劣性が確認された。前回のMont Blancでは各群8.0~9.4mmHg対7.1~9.4mmHgで非劣性だった。副次的評価項目の優越性解析はどちらもフェールした。有害事象は結膜充血(発生率22%対9%)など。

中国でもOcumensionが申請するものと推測される。日本は第3相試験が始まったところ。

リンク: 同社のプレスリリース


リンヴォックの二本目の脱毛症試験も成功
(2025年8月21日発表)

アッヴィはJAK1阻害剤Rinvoq(upadacitinib)の第3相重度円形脱毛症試験、UP-AAにおいて、7月に成功発表したスタディ2に続き、スタディ1も主目的を達成したと発表した。適応拡大申請に向かう予定。

UP-AA試験は欧米日本などの施設で12~64歳の重度円形脱毛症患者を二本合計で1399人組み入れて、偽薬、15mg、または30mgを一日一回経口投与する便益を検討した。主評価項目は24週のSALT≦20達成率(頭皮の約8割以上で毛が生えている)。各群3.4%、45.2%、55.0%となり、両用量とも偽薬を有意に上回った。尚、スタディ2では各群3.4%、44.6%、54.3%で両用量とも偽薬比有意だった。治療時発現深刻有害事象発生率は各群0.7%、1.9%、1.8%。スタディ2では0%、1.4%、2.8%だった。

JAK1阻害剤の中では良さそうな成績だ。円形脱毛症用途では塗り薬も承認されているが、忍容性は優劣あるのだろうか?他の種類の薬も含めて、65歳以上が対象外なのは、効果が望み難いのか、それとも安全性が不安なのだろうか?

リンク: 同社のプレスリリース


ctDNA検査でスクリーニングするテセントリクの第3相が成功
(2025年8月18日発表)

米国テキサス州の遺伝子検査機器会社、Natera(Nasdaq:NTRA)は、Signatera ctDNAテストによるスクリーニングの有効性などを検討した第3相IMvigor011試験で主目的を達成したと発表した。FDAにPMA(販売前承認)を申請する考え。

このロシュが主導した試験は、MIBC(筋層浸潤膀胱癌)の摘出術を受けた患者760人を1年間定期的に検査して、MRD(微小残存病変)陽性だが造影検査で再発していないと評価された患者を偽薬群とロシュのTecentriq(atezolizumab)群に無作為化割付けし、DFS(再発、転移、あるいは死亡無く生存する期間)を比較した。副次的評価項目である全生存期間も含めて、統計的に有意且つ臨床的に意味のある群間差が見られた。

ロシュはプレスリリースを出していないが、メディアの問い合わせに対して、適応拡大の申請を計画していると回答した由。Tecentriqは術後筋層浸潤尿路上皮癌をMRD不問で組入れたIMvigor010試験がフェールしたが、ctDNA陽性サブグループでは良さそうな数値が出たため、今回の試験に進んだ経緯がある。

悩ましいのは、MIBC付随療法はアストラゼネカのImfinzi(durvalumab)を術前、術後に用いたNIAGARA試験が成功し、今年3月に米国で、7月にはEUでも、適応拡大が承認され、日本でも申請中だ。術前にImfinziを使ったら術後にctDNA検査もTecentriqも使わないので、出番が限られてしまう。一方で、ctDNAテストがTecentriqに有効ならImfinziにも有効なのではないか、Imfinziも術前に検査してスクリーニングできるのか?、そもそも術前投与は必要なのか、等など、二本の試験の成績を整合的に理解する上で必要な情報が数多残る。

リンク: Natera社のプレスリリース

【承認申請】


ステルス、バース症候群用薬を再承認申請
(2025年8月21日発表)

Stealth BioTherapeutics(22年にNasdaq上場廃止)はMTP-131(elamipretide)を再承認申請した。FDAは3日後に受理、PDUFA(処方薬ユーザー・フィー法)は26年2月15日だが、FDAから今年9月26日にゴールする計画である旨の連絡があった由。本案件は異例に異例を重ねている。

対象疾患であるバース(Barth)症候群は米国で百数十人、世界で二百数十人が罹患と推定される超希少ミトコンドリア疾患。ほぼ全てが男性。TAZ遺伝子の変異により、心不全や不整脈、白血球減少症や敗血症、運動障害などを合併するリスクがある。同社はミトコンドリア標的ペプチド(MTP・・・Mitsubishi Tanabe Pharmaの略ではない)を開発しており、MTP-131はバース症候群で欠乏するcardiolipinに結合してミトコンドリア膜の構造を正常化すると考えられている。40歳以上生存することは少なく、死亡率は最初の4年間が最も高いとされる。

第2/3相TAZPOWER試験に12歳以上の患者12人を組入れて、40mg一日一回皮下注による6分歩行テスト改善作用を偽薬と比較したが、フェールした。Stealthは21年に承認申請を断行したが受理されず、追加試験の実施を求められた。しかし、患者数が少なく臨床試験が困難であることから、代替案として傾向スコア・マッチングによる自然歴対照試験を実施したところ、6分歩行テスト成績の改善が80メートル対1メートル、p=0.0005となったため、24年1月に改めて承認申請した。優先審査指定されなかったため見直しを要請し、認められたが、審査期限は25年1月29日のままだった。心臓腎臓薬諮問委員会で16人中10人が薬効を支持したため承認が期待されたが、審査期限が4/29に延期され、更に1ヶ月遅れで審査完了通知を受領した。

理由は必ずしも明らかではないが、会社側発表を読む限りでは、会社側が通常承認に代えて膝伸筋力の改善作用に基づく加速承認を打診し、FDA側も前向きな姿勢を示したものの、精査が必要と考えているようだ。だからこそ、会社側がクラス1審査(申請の2ヶ月後に回答)を望んだのに対して、FDA側はクラス2(6ヶ月後に回答)を示唆したのだろう。先行きが慮られたが、FDAが1ヶ月余で審査を終えるつもりなら、残されたチェックポイントは少ない/軽度なのだろう。

リンク: 同社のプレスリリース
リンク: 同(8/18付)

【承認審査・委員会】


脊髄小脳失調症用薬の諮問委員会は開催せず
(2025年8月21日発表)

Biohaven Pharmaceutical(NYSE:BHVN)は米国でBHV-4157(troriluzole)を脊髄小脳失調症用薬として承認申請している。FDAは、審査期限を3ヶ月延期した時に、諮問委員会招集の意向を示したが、招集しないことで決まった。同社がプレスリリースではなくSEC(証券取引委員会)にフォーム8-Kを提出する形で公表したもの。従来通り、第4四半期に審査結果が通知されることを期待している。

審査期限延期は同社が追加データを提出したことに伴うものだったので、内容は明かされなかったので、諮問委員会上程を検討するほど難しい問題が発生したかと危惧された。招集を断念したということは、同社が説得力のある情報を提供し諮問の必要性が薄れたとも、諮問するまでもなく承認見送りに向け舵を切ったとも、解釈できるが、第2次トランプ政権下のFDAは前例が当てはまらず、推測が難しい。ここ数ヶ月、新薬承認に関わる諮問委員会が開催・決定されていないことを考えると、コンセンサスとは必ずしも合致しない考えを持つFDAや上部組織であるHHS(保健福祉省)の上層部が、諮問委員会招集自体に反対しているのではないかと疑われる。この場合、承認の可能性を占う材料にはなりえないことになる。

BHV-4157は側索硬化性筋萎縮症用薬riluzoleのプロドラッグで血液中のアミノペプチダーゼによりriluzoleに変換される。経口投与頻度が一日二回から一回に減り、食物影響を受けない。EUにも承認申請したが、偽薬対照試験がフェールしたことや、EMAは薬効や安全性がriluzoleと異なることが確立していないとして新規活性成分と認めなかったことなどから、撤回した。

リンク: 同社のForm 8-K(8/21付)


PTCのフリードライヒ運動失調症薬は承認されず
(2025年8月19日発表)

ニュー・ジャージー州のPTC Therapeutics(Nasdaq:PTCT)は米国でPTC-743(vatiquinone)を成人・小児のフリードライヒ運動失調症(FA)薬として承認申請していたが、審査完了通知を受領した。薬効の挙証が不十分で、追加試験が必要と指摘された。

FAはミトコンドリアにおけるエネルギーの制御に関わるfrataxinの機能不全を伴う遺伝子疾患。PTC-743は15-リポキシゲナーゼ(15LO)を阻害して機能不全の影響を緩和することが期待された。しかし、成人・小児146人を組入れた第3相MOVE-FA試験は、主評価項目である7~21歳の患者123人におけるmFARS(modified Friedreich Ataxia Rating Scale)の72週間の悪化が偽薬群と大差なかった。

同社は、直立安定性サブスケールの名目p値が0.021であったことや、長期延長試験で144週のmFARS悪化が自然歴より小さかったことなどをエビデンスとして承認申請を断行したが、認められなかった。

リンク: 同社のプレスリリース


Hunter症候群用薬の審査期間が延長
(2025年8月18日発表)

米国メリーランド州のRegenxbio(Nasdaq:RGNX)は3月にRGX-121(clemidsogene lanparvovec)をHunter症候群用薬としてFDAに加速承認を求め、優先審査指定を受けたが、審査期限が11月9日から26年2月8日に延期されたと発表した。

ハンター症候群の治療は患者で欠乏するiduronate-2-sulfataseの補充療法が実用化されているが、RGX-121はその遺伝子をAAV9ベクターを用いて脳脊髄投与するもの。臨床試験で脳脊髄液中のヘパラン硫酸D2S6量(疾病活動性のバイオマーカー)が16週後に86%低下した。審査期間延長は、この試験の12ヶ月データを追加提出したことに伴うもの。承認前査察は問題なく終了し、安全性に関する懸念も指摘されていない由。

今回も、審査期限ぎりぎりではなく3ヶ月も早く通知が来た。FDA新体制の方針変更なのだろう。

リンク: 同社のプレスリリース


ファンコニ貧血用薬の欧州における承認申請を撤回
(2025年8月22日発表)

米国ニュー・ジャージー州のRocket Pharmaceuticals(Nasdaq:RCKT)はEUでRP-L102(mozafancogene autotemcel)をファンコニ貧血症の遺伝子療法として承認申請していたが、8月11日付で撤回した。EMA(欧州薬品庁)が公表したもの。EMAは、エビデンスが1~7歳の患者を合わせて14人を組入れた3本の単群試験だけであることや、将来の骨髄不全リスクを抑制できるか明らかではないこと、そして、幹細胞にFANCA遺伝子が何コピー組入れられたか投与前に確認する手法が確立していないことなどから、承認しない方向で考えていた由。

ファンコニ貧血の6~7割を占めるA型ではDNA損傷修復に関わるFANCA遺伝子が十分に機能せず、貧血症などを示し、白血病や心腎疾患を合併するリスクもある。劣性遺伝疾患で有病率は100万人当り5人程度。治療は同種幹細胞移植など。RP-L102は患者から採取した造血幹細胞にレンチウイルスベクターを用いて正常なFANC遺伝子を挿入し、培養した上で患者に戻す。

同社は米国でもローリング承認申請を着手したが、8月7日の第2四半期決算発表時に優先順位の観点からRP-L102に対する追加投資は行わない旨、公表しているので、既に撤回したかもしれない。

リンク: EMAのプレスリリース

【承認】


遺伝性血管浮腫のアンチセンス薬が承認
(2025年8月21日発表)

アンチセンス薬のスペシャリストであるIonis Pharmaceuticals(Nasdaq:IONS)は、FDAがDawnzera(donidalorsen)を遺伝性血管浮腫(HAE)薬として承認したと発表した。12歳以上の患者が80mgを4週毎に自分で皮下注する。8週毎も可。第3相OASIS-HAE試験で半年間の発作発生頻度が4週毎投与群は偽薬比81%、8週毎群は55%、低かった。警告注意事項は過敏反応。

HAEは米国患者数が7000人程度と希少疾患だが、発作予防薬が続々と発売されている。Dawnzeraは、治療が順調なら8週毎投与にシフトして投与頻度や薬剤費を抑制できることが長所。EUではライセンシーの大塚製薬が承認申請中。

リンク: Ionisのプレスリリース

【当面の主なFDA審査期限、諮問委員会】



PDUFA
25/8推UCBのdoxecitine・doxribtimine併用(チミジン・キナーゼ2欠乏症)
25/8/19Regeneron PharmaceuticalsのEyelea(aflibercept、網膜静脈閉塞症後の黄斑浮腫に適応拡大)→25Q4に延期
25/8/27Saol TherapeuticsのSL-1009(sodium dichloroacetat、ピルビン酸脱水素酵素複合体欠乏症)
25/8/29サノフィのSAR444671(rilzabrutinib、免疫性血栓性血小板血症)
25/8/31エーザイのLeqembi(lecanemab、早期アルツハイマー病の皮下注用追加)
25/9/7Agios PharmaceuticalsのPyrukynd(mitapivat、サラセミア)
25/9/22Scholar RockのSRK-015(apitegromab、脊髄筋萎縮症)
25/9/22バイオジェンのSpinraza(nusinersen、骨髄筋萎縮症用薬の高用量追加)
25/9/22ロシュのLunsumio(mosunetuzumab皮下注用、濾胞性リンパ腫3次治療)
25/9/23MSDのKeytruda皮下注(pembrolizumab、berahyaluronidase alfa)
25/9/25Crinetics PharmaceuticalsのCRN00808(paltusotine、先端巨大症)
25/9/28サノフィのSAR442168(tolebrutinib、非再発性二次性多発硬化症)
25Q4ベーリンガー・インゲルハイムのBI 1015550(nerandomilast、特発性肺線維症)
25/10ロシュのGazyva(obinutuzumab、ループス腎炎)
25/10Regeneron PharmaceuticalsのLibtayo(cemiplimab-rwlc、皮膚扁平腫瘍術後療法))
25/10推バイエルのBAY3427080(elinzanetant、血管運動神経症状)
25/10/7Jazz PharmaceuticalsのZepzelca(lurbinectedin、進展期小細胞性肺癌Tecentriq併用)
25/10/13Arcutis BiotherapeuticsのZoryveクリーム(アトピー性皮膚炎の適応を2-5歳に拡大)
25/10/19アストラゼネカ/アムジェンのTezspire(tezepelumab-ekko、鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎を追加)
25/10/20GlaukosのEpioxa(円錐角膜のUV治療補助薬)
25/10/23SydnexisのRyjunea(atropine sulfate 0.1mg/mL)
25/10/23GSKのBlenrep(belantamab mafodotin-blmf、多発骨髄腫)
25/10/25MSDのWinrevair(sotatercept-csrk、アウトカム試験データ)





今週は以上です。

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